「映画『二宮金次郎』上映&講演会」御礼
2021.02.25
去る2月23日(火・祝)「天長節」の良き日、「第二回 学校では教えない日本人の物語 映画『二宮金次郎』上映&講演会」を開催いたしました。
ご招待者、一般来場者、スタッフ、そしてライブ配信での観覧者も含め、このコロナ禍でありながら有り難いことに、約300人の方々にご覧いたきました。ご来場、ご視聴いただきました皆様、誠にありがとうございました。

当日は、映画「二宮金次郎」の五十嵐監督から冒頭にご挨拶をいただき、映画の見どころや、裏話などをご披露いただき、これから観る映画のワクワク感に浸ってからの映画鑑賞。
二宮金次郎の名前は知っているが、実際にどんなことをした人なのか分からなかったという来場者が多くいらっしゃいましたが、会場は、感動のシーンの連続。すすり泣く声が響きわたり、感動で涙が止まらなかったという人のオンパレードでした。

休憩をはさみ、講師の清水崇史さんの講演。演題は「令和によみがえれ!二宮金次郎」。



同時にライブ配信も行い、「報徳とは」「なぜ銅像が作られたのか」などのエピソードを交えながら、60分間熱く語っていただきました。なかでも「Take&Give」の精神について語られた内容は聞き入ってしまうほど。そして、「金次郎の精神のもと、日本を元気にしていきましょう」と結びました。



清水崇史さんの講演内容は、ツイキャスでライブ配信をしましたが、3月9日まで、録画ではありますが配信されます。
話を聞きたい方は、以下のURLより入ってみてください(1000円となります)。
https://twitcasting.tv/f:3545491502230010/shopcart/54023

なぜ、今、二宮金次郎なのか。
コロナ禍であったからこそ映画を観て、講演を聞いていただきたいと思ったのには理由がありました。
新型コロナウイルスの陽性者反応が出た方や、患者さんを救うために日々頑張ってくださっている医療従事者の方々がいじめにあったりしたニュースが頻繁にテレビを賑わしていました。「何で、こんなことが起きるのか」と憤りを感じたほど。日本人はこんなにも心が貧しくなったのかと悲しい気持ちになったとき、「先人たちはそんな日本にするために命を賭したわけではない」と「偉人の教えを今一度、世に伝えたい」との思いからでした。

明治以来、国定教科書に最も多く登場した明治天皇に次いで多かったこの二宮金次郎。かつて、全国のたいていの公立小学校では、二宮金次郎の石像が立っていました。勤勉の大切さや、勉強はやる気があればできることを子供達に教えるのがこの像の目的でした。しかし、その像は年々姿を消しています。数年前に歴史教科書から坂本龍馬ら45人の偉人が消える!?というニュースが報道されました。減りゆく金次郎像とともに本来日本人が大切にしてきた「何か」が失われつつあるのではないか。そんな状況に私自身、危惧しておりました。

私は「映画『二宮金次郎』」を2つの視点で観覧していました。
①我欲にまみれた人間の性
②至誠(真心)で接した人の生きざま

新型コロナウイルスに感染した方、医療従事者への差別や最近では問題発言で辞任した森会長へのいじめに近いマスコミ報道。「これらについてどう思いますか?」。私は謝辞の挨拶で、そう述べさせていただきました。



今の日本人には、「相手の気持ちになって考える」「相手に寄り添う心」が不足してきているのではないかと思うのです。そして今回は、このイベントを通じて、これらの他に、今の私たちに足りない何かに、二宮金次郎の映画、そして講演を通じて気づかせていただきました。

戦後日本は確かに豊かになりました。しかし、大切な何かを忘れてしまっているのではないか、心は貧しくなった者も少なくはないのではないか、そう思うのです。
今回のこのイベントが、ご参加いただきました皆様にも、先人が築いてきた思いを感じ、正しい歴史を理解し、そして忘れてしまっていた日本人の心を呼び戻していただきましたら、こんなに嬉しいことありません。

寺子屋「玉川未来塾」はこれからも、正しい歴史を理解する一助として、失われた日本を取り戻すため、尽力して参ります。そして、日本にとって良きことを実施していきます。
これからも、寺子屋「玉川未来塾」を応援いただきましたら幸いです。どうぞよろしくお願い申し上げます。
2021.02.25 18:07 | 固定リンク | イベント

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