思うところの衆院選
2026.01.27
令和8年一白水星中宮丙午(ひのえ・うま)の年を迎えた。
旧年中は色々とお世話になりまして、心から感謝申し上げます。
そして改めまして、本年もよろしくお願いいたします。

今年の「一白水星」は、「水」を象徴する「柔軟さ」「流れ」「思考の深さ」を司る星。

かたや今年は丙午の年。
「丙」は五行陰陽説では、「火の陽」を表し、「生命の勢い」を表す十干とも言われている。
「午」は「火の陽」を表し、「盛夏や太陽、情熱、エネルギーを象徴。「草木の成長が極まった状態」を表し、そして、「丙」と「午」の関係は「比和(ひわ)」。お互いの性質を強め合うと考えられている。

冷静な「水」の性質(一白水星)と熱い「火」のエネルギー(丙午)の相反する二つがぶつかり合う令和8年のキーワードは「飛躍と成長」「変化への対応」「冷静な判断」「素直さ」とのこと。変化と試練の年を意味し、誠実さが鍵とのことのようだ。そして、隠し事や駆け引きをせずオープンな姿勢で臨むことが運気上昇のポイントとなるとのこと。

そんな新年を迎え、早々に衆議院解散、そして選挙に突入した。
高市首相は「前回、自民党・公明党との連立政権を前提に国民の皆様の審判を仰ぎました。今回は自民党と日本維新の会の連立政権、そして新たな政策前回の公約には書いていなかった政策、これをしっかりと問うていかなきゃいけない」と両院議員総会で挨拶し、そして、1月27日の公示では、「衆議院選挙は『政権選択選挙』です。これからどんな未来を創っていくのか、この国のかじ取りを任せることができるのは誰なのか、国民の皆様にご審判をいただく重要な機会です」と述べている。

一方野党である立憲民主党と公明党は、新党「中道改革連合」を結成した。読売新聞社は23~25日、全国世論調査を実施し、立憲民主党と公明党が結成した新党「中道改革連合」への期待を尋ねる質問で、「期待する」と答えた人は22%にとどまり、「期待しない」の69%を大きく下回ったという結果を報道した。
また、産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)は24、25両日、合同世論調査を実施した。高市早苗内閣の支持率は前回調査(昨年12月20、21両日実施)比で5・1ポイント減の70・8%で、政権発足以降、4カ月連続で7割台の高水準を維持した。不支持率は同4・5ポイント増の23・4%。立憲民主党と公明党の衆院議員が合流して「中道改革連合」を結成したことについては「評価する」が28・7%で、「評価しない」が62・7%にのぼった。
さらには、朝日新聞社が1月17、18の両日に実施した全国世論調査で、立憲民主党と公明党が立ち上げた新党「中道改革連合」(中道)が高市早苗政権に対抗できる勢力になると思うかどうか質問した。対抗できる勢力に「ならない」が69%を占め、「なる」は20%だった。高市内閣を「支持しない」人に絞って見てみると、対抗できる勢力に「なる」が37%と全体で見た場合よりは多いが、それでも半数に満たなかった。内閣不支持の人でも、そのうち52%は新党が対抗できる勢力に「ならない」としている。

中道改革連合の斉藤鉄夫共同代表は25日、東京都内で産経新聞の単独インタビューに応じ、立憲民主党と公明党による中道結成の意義について「健全な中道の塊があることが、日本の政治にとって大切だ」と強調した。平成6年に非自民の勢力が結集した新進党に触れ、「第二新進党を作るつもりはない」と説明。今後の政界の状況次第では「中道の塊が政権を担うかもしれないし、自民と連立を組むこともあるかもしれない」と語った。

しかし、急造の体制やイデオロギーの不一致から、与野党問わず「野合の衆」といった厳しい評価や「看板の付け替え」という批判の声が上がっている。立憲と公明が「右にも左にも傾かない」中道を掲げ、生活者視点や平和主義を掲げて結成したが、与党・自民党からは「選挙のための互助会」、一部野党からは「背骨の政策が違う」といった批判が相次いでいおり「野合の衆」的な組織であることは否めない。特に安全保障政策や沖縄の辺野古移設問題などにおいて、両党の基盤(支持団体)の考え方に乖離があるため、政策実現力に疑問符が打たれている。ましてや、昨日まで「憲法は違憲だ」と言っていた者達が、一夜にして「憲法は合憲だ」と中道が掲げる基本理念に沿う訴えをするリベラル議員たちを本当に信じられるのか。もっと言うなれば、今まで、リベラル的な主張に賛同してきた有権者に対し、どう説明するのか。そして応援してきたその有権者たちに失礼ではないか。
こうした背景も鑑みると、異なる理念を持つ者同士が集まったことによる「野合」は、政権を担う覚悟はあるのか、甚だ疑問であるし、信用できないのが私の結論である。

産経新聞の阿比留瑠比記者が1月27日付産経新聞に書いた記事が「我が意を得たり」だったので、以下、紹介させていただきたい。

「まるで民主党時代の鳩山由紀夫元首相を彷彿とさせるごまかしようではないか。26日の日本記者クラブ主催の討論会で、中道改革連合の野田佳彦共同代表は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設問題に対する党のスタンスを日本維新の会の藤田文武共同代表に問われ、こう答えた。
『日米同盟は安全保障の基軸であることはゆるがせにできない。この点を総合的に踏まえて現実的に対応していきたい』
政治家が『総合的』という場合は、主に具体的な説明ができない時である。野田氏は24日のインターネット放送『ニコニコ生放送』でも辺野古への移設に賛否を明らかにせず、25日のフジテレビ番組ではこう語った。
『早急に選挙が終わった後に結論を出したい』
自民党の小林鷹之政調会長は25日のNHK番組で、2009年に首相だった鳩山氏がオバマ米大統領(当時)に『プリーズ・トラスト・ミー(私を信頼してほしい)』と言い放ちながら、その後も迷走を続けて新たな移設先を見つけられなかったことに言及し、こう指摘していた。
『やはりあれが蘇(よみがえ)ってくる』
わが国の生存にとって最重要な日米同盟を毀損した民主党政権と、その後裔である立憲民主党が参加した中道の在り方はやはり似通っている。その場しのぎで先延ばしを図ると、移設問題が再び日米関係に悪影響を及ぼすことになろう。
『この数日間、党首討論が行われているが、野田さんがすごく苦しそうなんですよね』
討論会では、れいわ新選組の大石晃子共同代表に同情的な言葉をかけられる場面もあった。とはいえ、衆院選で比較第一党を狙い、政権奪取をうかがう中道が、国の命運を左右する安全保障政策を決められずにいるのを看過はできない。
選挙後に後回しにされたのは、移設問題だけではない。国家の根幹にかかわる皇位の安定的継承の方策に関しても、公明党側は旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎える案に賛成する一方、野田氏は女性宮家創設にこだわり、中道の衆院選公約に書けなかった。
大事なことは決められないまま『トラスト・ミー』といわれても、かつての悪夢を思い出すだけである」。
もっともである。

衆議院解散後の高市首相の言葉が頭の中で繰り返される。
「私自身も、内閣総理大臣としての進退をかけます。高市早苗に、国家経営を託していただけるのか。国民の皆様に直接、御判断を頂きたい。(中略)衆議院選挙は政権選択選挙と呼ばれます。自民党と日本維新の会で過半数の議席を賜れましたら、高市総理。そうでなければ、野田総理か、斉藤総理か、別の方か。間接的ですが、国民の皆様に内閣総理大臣を選んでいただくことにもなります」。

民主党政権時の悪夢は絶対に繰り返してはならない。
2026.01.27 14:05 | 固定リンク | その他

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