無関心であってはならない
2022.03.03
去る2月23日(水・祝)、天長節の祝日に「映画『めぐみへの誓い』上映&トークライブ」を、新型コロナウイルス感染対策を講じた中で開催し、観覧者、関係者、スタッフを含め、約160名の方々にお越しいただきました。それも約8割の方が初見だったとのこと。コロナ禍のため、当日キャンセルの方もいらっしゃいましたが、それでも、10代の高校生から80歳を超えるご高齢の方まで、ご来場いただきましたこと、心より感謝申し上げます。

第一部では、13歳の時に北朝鮮に拉致された横田めぐみさんを中心に、拉致被害者とその家族の苦悩と闘いを描いた本映画を上映。第二部のトークライブでは、本映画の野伏翔監督をはじめ、横田めぐみさん役の女優・菜月さん、横田早紀江さん役の女優・石村とも子さん、そして、ファシリテーターにジャーナリストで、長年、拉致被害者奪還のために尽力されてきた葛城奈海さんにご登壇いただき、拉致の残酷さと実態、そしてそれぞれの拉致事件に対する思いや感じていることなど、約90分間、赤裸々にお話しいただきました。

私が論ずるより、ご来場いただきました皆様がお答えくださったアンケートの内容の方が、どういったイベントだったかよくわかるかと思いますので、抜粋してご紹介いたします。


・素晴らしい内容でした。参加してよかったです。先ず、映画の説得力の強さと、臨場感を大いに感じた。約90分間で拉致問題の全体像、そして、特に重要と思えるところは細部まで、とても分かり易く、描かれていて、理解を深めることが出来ました。トークライブは、どの方もお話に気持ちがこもっていること、そして、訴えたいことがこちらに伝わってきました。簡潔明瞭で発音もさすがにきれいで、一言残らず聞き取ることが出来たと思います。日々の我が身を振り返る思いもしました。今後の自らの生き方もよくよく見直したいです。有り難うございました。(群馬県在住50代男性)

・日頃より、玉川様のご活躍、頼もしく思います。今日の催しに参加させていただき、被害者の方、ご家族の方々を慮(おもんばか)る多くの人とご一緒させていただき心強く思いましたが、虚しさは消えません。国は掛け声ばかりで具体的な方針を示しておりません。レバノンを見習って毅然とした闘いを挑むのは当然の事と思います。玉川様には今後ともご自愛の上、お力添えください。(東京都在住80代男性)

・北朝鮮拉致という言葉はたくさん聞いたことがあったのですが、実際、どういった事件だということを知りませんでした。この歴史知らずに20年間生きてきたということに悔しさを覚えましたし、もっと知りたいと思いました。私にできることは少ないかもしれませんが、少しでも行動していきたいですし、この歴史を知った上で、生きていく事が大事なのだなと思いました。そして、私がこの歴史を知らなかったように、知らない若者はたくさんいます。そういった者達に歴史を知っている私達が伝えていく事が大事だなと感じました。(神奈川県在住20代男性)

・あらためて拉致問題について日本国民一人ひとりの関心を高めていかなければならないと感じました。私は学校教育に携わる者として、このことを子供たちにしっかりと伝えていかなければならないと強く思います。本日は有り難うございました。(千葉県在住50代男性)

・貴重な機会をありがとうございました。玉川さんの主催された志、しっかりと受け止めました。めぐみさん母早紀江さんが「娘が帰ってきたら一緒に(映画を)観たい」との言葉がささった。(千葉県在住50代男性)

・ニュース等で取り上げられている時以外は忘れてしまう事項でしたが、こういったストーリーある映画で、思い出す場面、増えると思います。(東京都在住40代女性)

・近くで「めぐみへの誓い」を上映されなかったので、この様な機会を頂き、有り難うございました。拉致被害者、そして、ご家族の皆様が経てこられた地獄そのものの惨劇、どうして祖国に取り戻すことが出来ないのか、怒りと悲しみが込み上げます。日本国内にも多くの協力者がいながら、取り締まることもできない不条理。こんな鬼畜達にバカにされるばかりでは国の形は成していません。憲法改正、スパイ防止法制定などやるべき事は山ほどあるのに、国会すら反日工作員の牙城と化している国。しかし、絶望していては敵の思い通り。気づいている国民が発信していくことが大事だと思います。その為にも、今回のイベントは本当に有り難いです。また、野伏監督はじめ、この映画に関わって下さった全ての方々に感謝です。(神奈川県在住60代女性)

・TV報道のみならず、被害者や家族の苦しみ、悲しみ、苦労などが分かりやすく理解できた。国と国の問題や歴史が根源にあるため、難しい事や困難もあると思うが、諦めずに出来ることから協力していきたい。被害者一部の帰国が15年も前である事に驚いた。この問題を風化させる事なく、若い世代にも引き継ぎしていくべきだと思う。(東京都在住女性)

・映画はタイミングが合えば是非観たいと思っていたので、都合が合い、本当に良かったと思いました。厳しい現実をつきつけられているため、辛いですが日本人としてきちんと向き合うべき問題ですので、非常に貴重な機会をありがとうございました。トークライブはかなり深いところまでふれていただき、大変良かったと思いました。このような話題をもっとオープンに話せる機会を増やしていかないといけないと感じます。まだまだ世の中に知られていない日本の問題がたくさんあると思います。ひとつひとつ、少しずつになると思いますが、1人でも多くの日本人が自分のこととして考える機会を今後も作っていただけると嬉しいです。(東京都在住女性)

・私は新潟市出身で拉致問題は他の方よりも身近に感じてきていました。しかし、実際は何も知らなかったのだと痛感しました。拉致された人の身に起こったこと、テレビで観る会見以外での家族の心情を考えた時に、どうしてもっと早く知ろうとしなかったのだろうと思いました。1つ1つの出来事の背景をもっと想像できるようにしていきたいと思いましたし、今回、こういった機会をいただいたからこそ、少しでも行動に変えていきたいです。ありがとうございました。(埼玉県在住20代女性)

・拉致被害者のご家族が高齢化してきている中、日本が日本である為に決して忘れてはならない事だと思います。拉致事件を風化させない為にも、非常にリアルな映像として製作してくださった方々に感謝申し上げます。又、このような機会を設けてくださった玉川様にも感謝いたします。国民が本当に拉致事件に対して真剣に課題であるとしてとらえ、声を上げていかなければ政治家は動きません。多くの政治家が国民からの声から問題視して、国を守る体制にしていかなければ、日本人を取り返す事は出来ないと思います。1人1人の力は小さいかもしれませんが、これからも日本を良くする為に、自分ができる事をしていきたいと思います。この度は、ありがとうございました。そして、これからも日本を良くする為のイベントを開催してください。機会があれば、又、参加させていただきます。(東京都在住40代男性)

・すばらしい映画を作っていただき、又、トークイベントとの上映会をありがとうございました。映画を作られた経緯やエピソードを監督、女優さんの立場からそれぞれ伺って良かったです。この作品に長く関わっていた葛城氏の司会もわかりやすいと思いました。「政府広報で拉致を伝える」、良いと思います。海外での上映をしてほしいと思っていました。これもお金がかかるので、クラウドファンディングしてください。(東京都在住50代女性)

・舞台も観劇して、グッとくるものがありましたが、映画はよりリアルに描写され(本来はもっとすごいらしいですが)「自分の子供が突然消えたら」と思うと、悲しいどころの話ではないと感じました。日本の自衛隊が取り返しに行ける軍隊になるのが早いか、北朝鮮が崩壊するのが早いか、と考えてしまいます。攻められないのであれば、守りを強めることに力を入れておくことも大切かと思いました。また、映画のあとにトークショーがあることで、広めていこうという気持ちが湧いてきます。(埼玉県在住40代男性)

・20代の自分が、何も知ろうとしてこなかったことに情けないと感じました。そして、これからはまず、知ろうとすることから始めていこうと思います。そして、同世代にも伝えていけるような人になりたいです。この問題は横田さんだけの問題ではない。今後も日本にどんな悲劇が起こるかわからない。だからこそ、戦う姿勢を持つことの大切さを痛感しました。日本を、人々の命をこれからも守っていくために、何か行動を起こさなければ、という気持ちにさせられました。このような機会をいただき、ありがとうございました。(東京都在住20代女性)

・映画はもちろん、その後のトークライブのおかげで非常に理解でき、印象に残った。現在の日本国民の生命や財産が侵略されている問題を自分のまわりから広めていきたいと思う。(港区在住50代男性)

・今までいろんな映画を観てきましたが、これほど深くささる思いを抱いたのは初めてです。日本はこのままではいけないと…。一人の日本人として、一人の人間として、めぐみさんと同じ世代の一人として胸の奥が痛く、切なく、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。このようなつらい負の重荷をさらに横田拓也さん、哲也さん、飯塚さんの若い世代に引き継がせた責任を私達国民は痛切に感じなくてはいけません。私は若い頃、気ままに一人旅をしました。拉致事件が明るみになり、かつての旅した地点何か所かでこの事件が発生していたことを知り、背筋に寒気が走ったことを覚えており、今もってゾクリといたします。この映画を、知人、友人に伝えます。監督、スタッフの皆様、ありがとうございました。また、このような企画をしていただき感謝しています。(東京都在住50代女性)

・本日は大変貴重な機会をいただき、ありがとうございました。映画を初めて観ました。感想として、一番湧き上がるのは「情けない」ということです。我々、同じ日本人が連れ去られているのに、何もできていない現状。その原因は〝教育〟だと責任を感じます。これまで、解決できなかったのは仕方がないかもしれない。しかし、これからの未来は変えていけるはずです。「微力は無力」ではありません。小学校教諭である私がまず、子供たちに伝えていくことで、世論は動き始めるかもしれない。そんな気概をもって進んでいきたいと思います。決意新たに頑張ります。ありがとうございました。(千葉県在住30代男性)

・印刷工の男性を売った工場長に驚きました。あれは実話ですか?誰ですか?今、高校1年ですが、拉致の問題を学校で扱ったのは小学校で1度きりです。若い世代に広めたい。(東京都在住10代男性)

・恐ろしいくらいに切なくて悲しくて、その声がめぐみちゃん達に本当にとどいているのでしょうか。私もめぐみちゃんより少し年上なだけで、そして秋田出身。身につまされる思いです。新潟に来なければ人生も変わっていた。めぐみちゃんじゃない子が拉致されたかもしれない。私だったかもしれない。親がどんなに泣き叫んでも拉致なんて認知されなかったかもしれない。そこまで横田夫妻はじめ思いが少し近づけたかもしれない。それでも解決にはいたっていない。自分だったら、自分の家族ならと、このコロナで会いたい人に会えない思い、死んでいく思いを身に染みてわかったのではと思っています。だからこそ、日本国民としてぜひ全員を還して欲しい。節にいつも祈っています。(千葉県在住50代女性)

・この映画は初めて観ました。改めて北朝鮮への怒りが込み上げてきました。併せて、政府の無為無策にも怒りを覚えます。拉致問題と領土問題は国民にナショナリズムを惹き起こさせるって言うことを何かの記事で読んだことがあります。特にメディア(TV、新聞等)が取り上げようとしなかったことへも怒り心頭に達します。昭和53年7月31日に柏崎市の海岸から拉致された蓮池透さんとは偶然にも同じ大学で私が4年(卒業年)の時に起こった事件でした。ひょっとしたら御茶の水キャンパス(当時)ですれ違ったことぐらいはあったかもしれないと思うととても他人事とは思えません。(東京都在住60代男性)

・子供に伝えたいことがたくさんありました。過去のことではないと、今でも起こっていることかもしれないとこわくなります。力を尽くしたいと思いました。(東京都在住女性)

・〝拉致〟が未だに解決していないのはなぜか。日本政府は今まで北朝鮮に対し、何をして来たのか。苛立ちが募るだけです。そして、自分に何ができるのか。自問する日々です。とても有意義な〝上映&トークライブ〟に参加できました。ありがとうございました。(東京都在住70代男性)

・拉致問題の深刻さを改めて認識しました。日本政府に対し、強く救済を求めていかなくてはならないと強く感じました。今後とも、貴団体の継続的な取り組みを期待しています。(東京都在住60代男性)

・改めて拉致被害者の惨状、関係者の悲嘆を感じることが出来た。政治家、官僚、日本人全てが救出に向けた活動を一層強化する必要がある。(東京都在住60代男性)

・今回、「めぐみへの誓い」を鑑賞するのは2回目でしたが、1回目に鑑賞した時とまた違った視点や、違った感情という部分に気づくことができました。拉致問題については、ニュースでは、取り沙汰されるけれどそれまで。それ以上が説明されたら、実情が伝えられることは少ないように感じています。私は、22歳で、拉致問題に関しては、私が生まれるより以前の問題かもしれませんが、一日本国民として、命を守っていく姿勢、取り戻す姿勢というものは、若者だからこそ持ち得ておく必要があると強く感じることができました。私は、4月より私立学校の社会科の教師として働きます。日本の歴史とその本質をしっかりと生徒たちに伝えられるようになるためにも、このような講演会や上映会に積極的に参加して、学びを続けていこうと思います。そして、学んだことを正しく生徒たちに伝えられるよう精進してまいります。(神奈川県在住20代男性)

・拉致被害者の方々、そのご家族の方々のいたたまれないお気持ちを思うと胸が苦しくなります。拉致問題の根本的な解決法は防衛的な軍事力を他国の水準に高める事に尽きると思いました。経済力では解決できません。自国民、さらには日本の領土は自国で守らないと、同盟国や国際条約では守られない事態に追い込まれています。またウクライナの一部がロシアに占領された今日、日本も他山の石としてぼんやりと見守ってはいられない。政治家を変えなければ。富国強兵の為の憲法改正を求めて行かなければ、そんな気持ちにさせられました。(東京都在住60代女性)

・めぐみさんとは同い年であり、数十年の間のほほんと過ごして来たことに後ろめたさを感じています。内閣総理大臣が喫緊の最優先課題と言っているにも関わらず、国家による残酷な犯罪に対して、何も対応出来ない日本という国家、日本国憲法は何のために有るのだろうか?心ある国会議員、官僚達が声を上げられる自立した国家になって欲しいと祈るばかりです。増元さんの言葉や野伏監督のお考えを聞けたことも貴重な経験をさせていただきました。なかなか世間的には十分認知されてるとは言いがたいですが、自分なりに出来ることをやっていきたいと感じました。(埼玉県在住50代男性)

・菜月さんの演技中の話しに洗脳の怖さを垣間見た気がします。キャストのリアルな声、監督の思いなど聞けて良かった。自分達は何ができるのだろうか、これならできるかもという具体的なことに思いつきました。(東京都在住50代男性)

・映画の内容、トークライブなど、同じ考えの人たちと同じ空間で有意義な時間を過ごすことができた事に感謝です。ありがとうございました。増元さんも来られてお話しされたのは、拉致問題を身近に感じる事が出来良かったです。また拉致問題は我々のように気づいている人ではない他の人たちにどう理解してもらうかも重要であると再認識しました。(千葉県在住50代男性)

・これまで拉致問題に対して無関心でいる国がいる、そして国民も無関心だということに驚くような内容でした。そして、自分自身が行動に移したりすることが大切だと学びました。見て終わりではなく行動することを意識したいです。このようなイベントをありがとうございました。(埼玉県在住30代男性)

・とても感動しました。拉致の事は知っていましたが、詳細までは知らず、今回の映画を見て真実を知る事が出来ました。特定失踪者が本当に多くいる事に驚きですし、その中で数名しか帰国できていない事に関して本当に残念です。トークライブも大変勉強になりましたし、トークライブがあったからこそ映画の裏側も分かりました。また演じるからこそわかる当事者の心情を役者の方が伝えてくださり、動かなくては、という気持ちにさせていただきました。本当にありがとうございました。劇も行ける機会がありましたら友人を連れて行きたいと思います。ビデオもレンタルできるようになりましたら家族とも見たいと思います。(東京都在住30代女性)

・大きく以下の2点。①無関心 という言葉が心に刺さりました。②国民の声を発信して変えるしかないと感じました。このまま時間切れで、無かったことにはさせたくないというのが率直な気持ちです。イベントの後、ブルーリボンバッチをつけて会合へ行くと、早速声を掛けられました。草の根活動かもしれませんが、私に出来る「同じ日本国民を守るための活動」を地道に続けていきます。貴重な機会をありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。(男性)

・本日は貴重な体験をさせていただきありがとうございました。映画やトークショーを見て、国際犯罪にもかかわらず解決できない日本の状態に憤りを感じました。私も秋田県出身なので、秋田が北朝鮮の方がたどり着く場所でもあることはなんとなく耳にしたことがありましたが、国防という観点から考えると、自分も人事ではないなと思いました。改めて、こういった問題を風化させないためにも若者こそがこういった場にいるべきだと感じました。(男性)

・初めて「めぐみへの誓い」を視聴させていただき、さらに製作者の方々のお話を拝聴して、ブルーリボンバッチに込められている重みを感じ取りました。また、私自身が小中学生の時代に拉致被害者が5名帰国したときは、拉致事件に対する国民の関心が最も高かったことを思い出しました。日本人が北朝鮮の国家犯罪を忘れることは、日本が主権国家ではないことを日本人が証明してしまうことになるため、今後、私自身に出来る事としてブルーリボンバッチを身に付けて、周囲の人々に拉致事件を風化させないように努めてまいります。(男性)

・本日は貴重な機会を本当にありがとうございました。映画やトークライブを通じ、拉致被害の酷さを痛感しました。母として、娘として非常に胸が痛み、涙が止まりませんでした。帰宅後も暫く自分の目の前から大切な家族がいなくなってしまう恐怖をひしひしと感じました。拉致被害者はもちろん、拉致の可能性がある方々を最後の1人まで救えるよう同じ日本人として闘い続けたい、無関心であってはならないと強く思いました。自分毎としてしっかり考え、国民として拉致事件を風化させないようにしていきます。本当にありがとうございました。(30代女性)

・映画を観たことで、拉致被害者の方々のリアルを近い距離で感じられた気がします。鑑賞中、ずっと横田滋さんのことが頭にありました。もう亡くなってしまったんだな、とひたすらに悔しさ・悲しさを感じていました。無関心でいることの罪深さを実感しました。「バッジをつけることから・選挙に行くことから・周りに伝えることから」と出来ることの答えを提示して頂いているにも関わらず、動けない自分や変わらない状況に憤りを感じます。今こうして綴っている言葉が風化しないよう、実践していきます。(埼玉県在住30代女性)

・本日は、「めぐみへの誓い」を拝見し、観るのが、苦しくなりましたが、これが現実なんだなと感じました。そして、玉川先生の行動を拝見し、感じたことが、自ら動かなければ何も変わらないということです。自ら行動しないと変わらないけれども実力が伴わず、結果が出ないことがあります。それでも結果が出るまで力を付けたり、別の選択肢を考え、行動することが良い結果に繋がると信じています。まず、私は、拉致問題はSNSで情報発信し、みんなに共有していきたいと思います。玉川先生、本日は、貴重なお時間をいただき、有難う御座いました。

・この度は、映画『めぐみへの誓い』や野伏監督や出演者の皆様のお話を聞き、拉致問題について自分ごととして考える貴重なきっかけとなりました。我々の拉致問題への無関心が政治家の無関心に繋がっている。実は癌は政治家ではなく、国民の拉致問題への無関心が癌なのだと感じ、この映画を一人でも多くの国民が見て、関心を持つことの価値とこの映画の力を感じました。一人ひとりが拉致問題を風化させないよう関心を持つ必要性を感じさせていただきました。(30代男性)

・映画を拝聴させて頂き、今この時代にこんな事が同胞に対して行われていたのか、本当に起きた事なのか、驚きと衝撃とショックで、途中から見るに耐えられなくなってきました。また、自分は少なからず、〇〇〇〇さんなどを通じて、拉致について触れる機会があったのに、結局どこかの誰かの話で終わっていて、他人事で、無関心で、「もし自分の家族が拉致されたらどうですか?」という問いをいかに恐ろしい事であるのか、また現実味を持って受け止められてはいなかったんだなと気付かされ、そんな浅はかな自分にも失望し、終わった後は抜け殻のように呆然としていました。ですが、逆に言えば、いくら言葉だけで訴えても、いかに大変な事が起きているのか、平和ボケしている我々にはそこまで届かないのかも知れないと身を持って感じました。だからこそ、野伏監督がこのように映画化していただいた事はそんな我々の気持ちを変える大きなキッカケになると感じました。なので、安直かも知れませんが、Netflixなど動画配信サービスで流せたら良いのにと思いました。今後ブルーリボンバッジの着用や署名、この映画を薦めるなど自分の出来る事からやらせていただきます。この度は本当に有難う御座いました。(30代女性)

・私も含めて、無関心であった事に恐怖を感じました。そして本日来場された方の多くがご高齢で、今こそ我々若者が立ち上がり、興味を持ち、周りを巻き込んでいく必要があるという思いに駆られました。私自身ももっと日本に興味を持ち、知る努力、仲間を作る努力を、社会活動を通じてしていきたいと思います。(男性)


この感想をご覧いただきました皆様、どう思われますか。

ロシアによるウクライナへの侵略を、他人事だと感じている方もいるのではないかと思うのですが、台湾有事、尖閣奪取は他人事では済まされないのです。拉致事件もそうですが、無関心ほど無責任なものはない。無責任であってはならないのです。

過去を正しく知り、未来を正しく切り開く。そのためにも、色々なことは無関心ではなく、我がことのように捉え、そして、解決するためには何ができるか、できることから、行動することに意味がある。

次回のイベントも、今の日本に必要な内容を企画し執り行います。今年の夏を予定しておりますが、時期が参りましたら、またご案内をいたします。どうぞ楽しみにしてください。そして、お越しいただき、思いを共有できましたら幸いです。

最後に、今回のイベントでファシリテーターをつとめていただきました、葛城奈海さんのご著書『戦うことは「悪」ですか』の「おわりに―日本人の使命」に我々日本人に必要なことが書かれています。それを紹介し、結びの言葉にしたいと思います。

「コロナ禍にもかかわらず、映画『鬼滅の刃 無限列車編』が国内歴代興行収入一位の金字塔を打ち立てました。大人も子供も夢中にさせるこの作品は、戦後体制によって失われたと私が嘆いている『尚武の精神』の塊のようなキャラクターたちがスクリーン狭しと暴れまわります。そこに描かれているのは、単なる勧善懲悪でなく、相打ちや自己犠牲を厭わない、極めて日本的な戦いぶりです。しかも、そうした精神を宿し、一般隊士とは格の違う強さを持つ『柱』と呼んでいます。本文中でご紹介したとおり、これは神様を数えるときに使う言葉。暗に彼らが神のような存在だと言っているのだと、私は理解しました。こうした作品が、現代日本人の心をわしづかみにしているところに希望を感じます。日本社会から戦う気概が失われて久しいように思えてしまいますが、この作品がヒットしたということは、日本人の中に実は、尚武の精神に対する渇望があるのではないでしょうか。
和を尊びながら、それが脅かされそうになったときには戦うことも辞さないという大和魂を持つ日本人がリーダーシップをとれば、世界平和の実現にも地球環境問題解決にも大きく貢献できると私は信じています。それこそが日本人の使命だと思えてなりません」。
2022.03.03 22:28 | 固定リンク | イベント
映画「めぐみへの誓い」上映&トークライブを開催するにあたり
2022.02.08
私が産経新聞社正論調査室に勤務していた頃、正論シネマサロンで「舞台版『めぐみへの誓い』上映会&トークライブ」を開催したことがあった。今から5年も前のことである。
その年は、横田めぐみさんが拉致されて40年という年で、拉致被害者が帰国してから15年弱もの年月が経過していた。逆を言えば、拉致被害者が帰国してから15年もの月日が経とうとしているのに、その後、誰一人も拉致被害者が帰国していないという事実があった。

拉致被害者が帰国してから15年弱、そして、横田めぐみさんが拉致されてから40年も経とうとしているのに、何一つ事態は進展していない。そんな危機感もあって、第9回正論シネマサロンで取り上げたのである。
それから約5年。政権が変わり、事態は進展するのかと思いきや、環境はますます悪くなる一方ではないかと思っている。なぜなら、中国に対する忖度、韓国へ配慮したかのような佐渡金山の世界遺産登録に対する決断の遅さなど、岸田政権の外交の迷走ぶりに疑問があるのと同時に、今年の参議院選挙までは何一つ、物事が動きそうもないとの声が漏れ聞こえるからである。

昭和52年11月に横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから今年で45年にもなろうとしている。地村保志さん夫妻・蓮池薫さん夫妻・曽我ひとみさんの5人の拉致被害者が帰国したのは平成14年で、20年弱の年月が経過している中、政府は拉致問題を「最優先課題」としながら、その後、ひとりの帰国も実現できていないこの現状は、「やるやる詐欺」ではないのか。
今朝まで元気で学校に向かって行った我が子が、突然、消息不明となり、家に帰ってこない状態を想像してみてほしい。その家族は本当に平和状態だと言えるだろうか。戦争がない状態だけが平和なのか。他国に連れ去られた拉致被害者を救えないでどうして平和だと言えるのか。そして、国民はこの問題を我がことのように捉えているのだろうか。すでに、この拉致事件を知らない世代も多く、風化していく恐れもあるのが現状にも関わらず。
政府を動かすには我々国民の一人一人が、声を上げていかなければならない。そう感じて、今回、2月23日に「映画『めぐみへの誓い』上映&トークライブ」を開催する。

先月の産経新聞での連載「めぐみへの手紙」を読んで、胸が詰まった。横田滋さんが、そして、拉致被害者家族会の2代目代表を14年務めた飯塚繁雄さんが83歳で亡くなったことを嘆き悲しんでいた。それと同時に、家族会代表を、横田めぐみさんの弟・拓也さんが引き継ぎ、そして、双子の哲也さん、耕一郎さんが救出運動の中心になってしまった現実に目を向け、私たち親世代の家族が自らの世代で拉致事件に決着をつける覚悟であったにも関わらず、それが果たされず、問題が次世代の禍根となりつつある現実が悔しくてならないと思うのです。

「改めて日本国、そして北朝鮮に問います。私たちはあとどれだけ、この地獄の業火に耐えなければならないのでしょうか。非道な国家犯罪で連れ去った子供たちを故郷へ戻す。過ちをすぐに正し、人の道に立ち返っていただきたいのです」と思いを吐き出し、「北朝鮮は今年もミサイルを発射し、軍備強化の道をひた走っているように見えます。でも、日本の国会では拉致、北朝鮮の問題が真剣に論じられているようには感じられません。国民の命、幸福を守れなければ『国家の恥』です。解決をみない長い年月、私たちは12人の総理大臣と面会し、何度も同じことをお伝えしてきました。被害者も家族も残された時間が少ないことは明らかです。政府の、内閣の『最重要課題』であるならば、局面を打開する具体的な行動を切望します。国民の皆さま。拉致被害者を自らと思い、声をあげてください。被害者に祖国の土を踏ませるのは政治の力ですが、政治家の『気概』を後押しするのは世論にほかなりません」と思いを赤裸々に語っている。

その思いに応えたい。そう思い、私は2月23日のイベントのリアル開催にこだわっている。

映画「めぐみへの誓い」の監督を務めた野伏翔監督は、13歳の時に北朝鮮に拉致された横田めぐみさんを中心に、拉致被害者とその家族の苦悩と闘いを描いた本映画を通じ、この問題に長い間、取り組み、向かい合ってこられた。そんな、野伏翔監督の思いや、横田めぐみさん役の菜月さん、横田早紀江さん役の石村とも子さんらが上映後に行うトークライブ「日本よ、誓いを果たす国になれ!―めぐみへの誓い―」を通じて話す、拉致の残酷さと実態を感じて欲しい。そして、このイベントが拉致問題解決に向けて、国民の意識が高まり、我がこととして捉えるきっかけとなり、併せて拉致被害者救出の一助になればという思いで企画したのである。司会進行にはやはり長年、この拉致事件に携わってきたジャーナリストの葛城奈海さんにつとめていただく。

多くの方々に、ぜひ、足を運んでいただきたいので、以下、お知らせしたい。

【日 時】 令和4年2月23日(水・祝)
11時 受付開始・開場、12時 開会、15時30分 閉会予定
第一部 映画「めぐみへの誓い」上映(102分)
第二部 トークライブ「日本よ、誓いを果たす国になれ!―めぐみへの誓い―」(約90分)※アーカイブ配信(予定)

【登壇者】 野伏翔氏(映画監督・劇団夜想会主宰)、菜月氏(女優)、石村とも子氏(女優)
【ファシリテーター】 葛城奈海氏(ジャーナリスト・俳優)

【会 場】 銀座ブロッサム(中央区銀座2-15-6)
東京メトロ有楽町線「新富町駅」1番出口徒歩1分
東京メトロ日比谷線・都営地下鉄浅草線「東銀座駅」5番出口徒歩6分

【入場料】 3,000円(税込)※事前振り込み

【申込み方法】下記、いずれかの方法でお申し込みください
(定員900名に達し次第、締め切り<先着順>)
①右記URLの専用申込フォーム⇒ http://d.quel.jp/5670679
②FAX ⇒ 042-519-7101
③はがき ⇒ 〒196-0022  昭島市中神町1140-28 浜名住宅2F 寺子屋「玉川未来塾」玉川博一宛
※②、③の場合、「めぐみへの誓いイベント」と明記の上、郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・電話番号・チケット希望枚数をご記入の上、お送りください。
※申し込み後、約1週間程度でお送りします「入場予約券」に、入場料の振込方法など記載しておりますので、御確認の上、事前にお振り込みをお願いいたします。当日は、受付にて入場予約券をご提示ください。

【主催・問い合わせ】寺子屋「玉川未来塾」
〒196-0022  昭島市中神町1140-28 浜名住宅2F
TEL&FAX 042-519-7101/ E-mail tamagawamiraijuku@gmail.com

※当日は「新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」のもと、運営してまいります。
※記載していただいた個人情報は、入場予約券などのチケット、および主催するほかのイベントの案内などの郵送以外には使用しません。取得した個人情報は管理責任者を定め、紛失や漏洩などが発生しないよう積極的な安全対策を実施いたします。
※トークライブのみ、後日アーカイブ配信(有料)を予定しています。詳細は、後日、このホームページにてご案内いたします。

開催まで、あと2週間。皆様のご参加を心からお待ち申し上げます。
2022.02.08 21:42 | 固定リンク | イベント
リーダー・イン・ミー「7つの習慣」と実践教育
2021.12.17
唐突ですが、皆さんは「7つの習慣」をご存知であろうか。

米国のスティーブン・R・コヴィー博士(1933年~2012年)が、過去から現在に至るまで、偉人、賢人、いわゆる「すごい」と言われる人たちは、成功する習慣を身につけ、これを明らかにし、その原則を「7つの習慣」としてまとめたものです。

それは、アメリカ建国以降、成功者に関する200年分の文献を分析すると次のような特徴がみられました。
最初の150年間は成功するためには「誠実」「勤勉」「謙虚」などといった、個人の資質にフォーカスされていることが分かりました。

しかし、後半の50年間は、「スキル」や「テクニック」を身に着けることで成功を手に入れることが出来ると謳っていました。

そこでコヴィー博士は、それぞれの成功者の共通点に注目し、人間の成長過程で必要な習慣を構造化したのが「7つの習慣」です。

リクルートマネジメントソリューソンズが分かりやすく概略を紹介しているので、以下、引用いたします。
◆第1の習慣「主体的である」 
「自己責任」の習慣です。今の自分は自分が選択した結果である。主体的な人の考え方です。しかし、うまくいかないことを他人や組織、環境のせいにし、不平や不満を言い続ける。このような人も見かけますね。自分が出来ることに集中し、主体的に動くことが一番目の習慣「主体的である」です。
◆第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」
「パーソナル・ビジョン」の習慣です。自分の軸を持ち、方向性を明確にして始めれば、はしごの掛け違いは起こりません。もともとやるべきでなかったことを能率・効率よくやることほど「無駄なことはない」、と言うことです。
◆第3の習慣「最優先事項を優先する」
「パーソナル・マネジメント」の習慣です。 私たちは緊急事項に振り回されることが多々あります。でも緊急だからと言って必ずしも重要とは限りません。緊急ではなく重要なことに時間を投入することが大切です。すると・・・、緊急且つ重要なことは徐々に減っていきます。

ここまでの第1から第3の習慣は、個人の自立を促す習慣です。
個人と個人の間では人間関係が発生します。より良い関係を築く習慣を次にご紹介します。

◆第4の習慣「Win-Winを考える」
「相互利益」の習慣です。自分が勝つか負けるかしか考えない人ばかりが存在していたら、どんなチームや組織になるでしょう。企業間競争も、勝つか負けるしかない選択肢で競争し続けても、お互いに得るものはありません。特に大切な人間関係や、顧客、取引先との関係も「Win-Win」を考える姿勢が大切です。
◆第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」
「共感によるコミュニケーション」の習慣です。私たちが抱えている問題のほとんどは、コミュニケーション不足に起因します。自分の意見ばかり主張し、相手の意見を聞こうとしない会話は、関係性が悪くなるばかりです。相手の考えや思いをじっくり聞き、相手の考えを理解してから、自分の考えを伝えみる、その繰り返しで相互理解が深くなります。最初に相手を理解し、次に自分を理解してもらう順番が大切です。
◆第6の習慣「シナジーを創り出す」
「創造的協力」の習慣です。コミュニケーションを重ねていくとお互いの違いも見えてきます。その違いを避けるのではなく、違うことを快く受け入れて、活かし合うと素晴らしい案=第三案が生まれ、1+1=3以上の結果を出すことが出来るのです。
組織には多様な人が集まっています。皆の違いを生かせば、無限大のアイデアが生まれます。
◆第7の習慣「刃を研ぐ」
「毎日の自己再新再生」の習慣です。環境変化の激しい今の時代は、主体的に自分自身の価値を高めることが求められています。第1の習慣~第6の習慣を実践するためには、自分そのものを磨き続けることが大切です。

以上が、「7つの習慣」の概略です。

2013年に『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』が発刊されました。いわずと知れた世界的な名著であり、自己啓発に関連する書籍として、日本でも最も有名といっていい本の1つですが、本書は、初版の『7つの習慣――成功には原則があった!』に読みやすく手入れをした新版です。
なお、副題は「人格主義の回復」と改訂されています。社交的なイメージの作り方など、表面的なテクニックによって成功しようとする「個性主義」の方法ではなく、誠意・謙虚・誠実・勇気・忍耐など人間の内面にある人格的な部分を磨く「人格主義」でしか真の成功は得られないと著者は説いています。そのうえで、人格を磨くための具体的な習慣(行動指針・思考指針)を示すということが改めて強調されています。
近年有名となった『嫌われる勇気』で知られるアドラー心理学の考え方にも近い部分があり(そのことは『嫌われる勇気』の中でも触れられている)、『嫌われる勇気』の考え方に共感した方は、本書の内容にもなじみやすいのではないでしょうか。『嫌われる勇気』はより理論的・哲学的な面が強く、本書はより実践的・現実的な面が強いと考えています。

この「7つの習慣」はビジネスをはじめ、家族、人間関係、教育現場など幅広い分野で取り入れられ、自己啓発のバイブルとして活用している人もいます。
その、考え方を教育現場で実践した先生がいました。その先生の名前は「渡邉尚久」先生。

「7つの習慣」を子供たちに教えるにはどうしたら良いのか。
『7つの習慣』の著者であるスティーブン・R・コヴィー博士は以下のように答えています。

<アルベルト・シュバイツァーは、子育てには3つの基本的なるーるがあると言っています。第一に、手本を示す。第二に、手本を示す。第三に手本を示す。私もそのようにしたいと思いますが、とてもそこまでいきませんね。そこで私が考える3つのルールは、「第一に手本を示す。第二に愛情深く思いやる関係を築く。第三に『7つの習慣』の基本的な考え方を子供の言葉で分かりやすく教える」というものです。「7つの習慣」の基本と用語を理解させ、自分自身の体験を原則に従って進めていく方法を教えるものです。自分の生活の中で、どのような原則と習慣を実践できるのか教えてあげればよいのです。>

例えば、子供の言葉で分かりやすく教えるとどういう言葉になるか。『ぼくに7つの習慣を教えてよ!』(キングベアー出版)では以下の言葉に置き換えています。

「自分から始めよう」
◆第1の習慣「主体的である」=「自分で考えて行動する、自分に責任を持つ」
◆第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」=「ゴールを決めてから始める。何が大切かを考える」
◆第3の習慣「最優先事項を優先する」=「大事なことから今すぐに。自分の約束を守る」

「信頼貯金」

「周りの人たちのことを考えよう」
◆第4の習慣「Win-Winを考える」=「Win-Winを考える。みんながハッピー」
◆第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」=「わかってあげてから、わかってもらおう。お互いに分かり合おう」
◆第6の習慣「シナジーを創り出す」=「力を合わせる。みんなで考えた方がうまくいく」

「自分を大切にしよう」
◆第7の習慣「刃を研ぐ」=「自分を磨く。成長し続ける」

渡邉先生は、教師の一人として、教育改革が進む中、どうすれば子供たちに、元気と勇気、そして生きる力を与えることができるかということをずっと考えてきたと言います。そして、「日本が急激に変わってきた、おかしくなってきたのでは?」という思いが、渡邉先生の心を支配していき、「なぜだろう?こんなに急に変わるのにはきっと原因があるはずだ。それが何なのかしっかりと探し出そう。そして、何らかの手を打たなければさらにひどくなるに違いない。そのためにはないが必要なのかを考えよう」と成功哲学を子供に教えたら、子供たちが豊かな人生を送ることが出来るんではないかと手にした本が『7つの習慣 成功には原則があった』だと『7つの習慣 小学校実践記』(渡辺尚久著・キングベアー出版)に記しています。そして、渡邉先生の奮闘記が始まり、その結果、「7つの習慣」は子供たちにも十分理解できるどころか、素晴らしい結果をもたらしてくれたと語ってくれました。

『7つの習慣 小学校実践記』(渡辺尚久著・キングベアー出版)で渡邉先生は、『ぼくに7つの習慣を教えてよ!』(キングベアー出版)で置き換えられた言葉を、さらに子供たちにわかりやすく、実践的な言葉に置き換えて伝えています。

では、どういった方法で、渡邉先生は子供たちを導いていったのか。
その内容をぜひ、多くの方々に聞いていただきたいとの思いから、私は、この素晴らしい先生の講演会を以下の日程で開催することとしました。

【日時】令和4年1月8日(土)12時受付開始、13時開会、14時30分閉会予定

【内容】講演「リーダー・イン・ミー~自分自身のリーダーになる~」(質疑応答含め90分)
講師:渡邉尚久氏(一般社団法人The Global Leadership Impact Fund Japan代表理事)
※ライブ配信実施

【会場】たましんRISURU小ホール(立川市錦町3-3-20)

【アクセス】JR中央線立川駅南口より、徒歩13分、JR南武線西国立駅より、徒歩7分、多摩モノレール立川南駅より、立川南通りを直進。徒歩12分。

【定員】100名(先着順、定員になり次第締め切り)

【入場料】3,000円(税込み)
     ライブ配信申込3,000円(税込み)

【主催・問合せ先】寺子屋「玉川未来塾」TEL:090-7224-3490 FAX:042-519-7101
メール:tamagawamiraijuku@gmail.com

【申込方法】「教育問題講演会」と明記し、郵便番号、住所、氏名、電話番号、チケット希望枚数を記入の上、下記の要領で受付。
①はがき:〒196-0022昭島市中神町1140-28 浜名住宅2F 玉川博一宛
②ファクス:042-519-7101
③ネット:申込専用フォーム(Googleフォーム)
(https://docs.google.com/forms/d/1fYaBzsel9GDNaZz4MRD3qB2bCJd75-cO44b8mJ3NJQY/edit)
※約1週間以内に入場予約券を送付。当日、入場予約券を提示の上、入場料をお支払いいただきます。
※来場者には正論SPvol.3「産経教育委員会100の提言」をプレゼント。

【ライブ配信申込】ツイキャスにて
(https://twitcasting.tv/g:104311280613070825878/shopcart/109566)

【講師プロフィール】
渡邉尚久氏(一般社団法人The Global Leadership Impact Fund Japan代表理事)
千葉県船橋市出身。公立小学校教員、県教育庁、市教育委員会、公立小学校教頭、県教育庁、公立小学校校長を経て、現在は県教育庁勤務。『7つの習慣』を日本の公立小学校で初めて授業実践した。書籍『7つの習慣小学校実践記』(キングベアー社)他。

ご興味のある方は、ぜひ、足を運んでいただきたいと強く思います。

そして、目まぐるしく変化し続けていく現代社会において、私たちは、子供たちとどう向き合うべきなのか。このイベントを通じて、「教育」について、一緒に考えを深めていけましたら幸いです。
2021.12.17 09:51 | 固定リンク | イベント
御礼!映画「さつまおごじょ」上映&トークライブ
2021.11.08
去る11月7日(日)、靖國神社にて「映画『さつまおごじょ』上映&トークライブ」を無事に執り行うことが出来ました。

緊急事態宣言も解除されたというものの、通常の生活が戻らない中ではありましたが、お陰様で、ご招待者、一般来場者、スタッフも含め、約100人の方々にお越しいただき、会場は満席となりました。そして、ご登壇をいただきました、映画監督の柿崎ゆうじ監督、ジャーナリストの葛城奈海さん、そして、企画から本日まで、靖国神社様には大変お世話になりました。本当に有り難い限りです。また、当日、スタッフとしてお手伝いをいただきました皆様も心から御礼申し上げます。

映画「さつまおごじょ」で鳥濱トメさんを演じた伊藤つかささんや、赤羽礼子さんを演じた竹島由夏さん、薩摩おごじょの赤羽潤さんにもお越しいただき、本当に有り難うございました。

この日も、来場者皆様と本殿にて昇殿参拝をさせていただき、今日の日本の礎を築いた英霊に感謝の誠を捧げさせていただきました。その時の爽やかな風は英霊が、まるで私たちを歓迎してくれたかのような柔らかな風でした。

靖国神社には幕末の戊辰戦争以降、国のために戦死した246万余人の御霊がまつられていますが、そのうち213万人が大東亜戦争で亡くなられました。
昭和19年10月に特攻作戦が開始され、沖縄での陸軍による航空特攻作戦は、米軍主力が沖縄南西にある慶良間(けらま)列島に上陸した昭和20年3月26日から始まりました。
特攻作戦とは、「特別攻撃作戦」の意味で、他の戦闘と根本的に違う点が「必ず死ぬこと」が定められた作戦であるということです。
重さ250kgの爆弾を装着した戦闘機で敵の艦船に体当たりして沈めるという「必死」条件の作戦でした。
特攻作戦は、鹿児島県の知覧基地を始め、宮崎県の都城など九州の各地、そして当時日本が統治していた台湾など多くの基地から出撃しています。その全特攻戦死者1,036名。その中でも、知覧基地が本土最南端だったということもあり、439名と最も多く特攻作戦で戦死しています。
その知覧で「富屋食堂」を営み、その出撃前のわずかな日々を富屋食堂で過ごした10代から20代の若い特攻隊員達をわが子のように慈しみ、私財を投げ打ってまでも親身に接したのが「鳥濱トメ」さんでした。

映画「さつまおごじょ」は、その「トメ」さんの次女、赤羽礼子さんと、お孫さんの潤さんの物語で、昇殿参拝後に上映しました。

礼子さんの自宅を訪ねてきた元特攻隊員達との再会から物語は始まります。かつて富屋食堂で過ごした安らぎの時間や、戦友同然と慕う礼子さんに懐かしさを憶えた彼らは、毎晩礼子の自宅で酒を酌み交し、歌を唄いました。それから2年後、生き残った特攻隊員達の為に自分には何ができるか悩んでいた礼子さんは東京で「薩摩おごじょ」を開店させます。

戦後、生き残った特攻隊員たちの苦悩が描かれているシーンがあります。

「戦中は軍神ともてはやされ、戦後は軍国主義の象徴だ、特攻崩れだと散々蔑まれ、国民は特攻隊であった我々のことや、散っていった友のことを覚えてくれている者はいったいどれだけいるのか。我々は何のために戦ったのか」

戦後、これが現実であったと私は考えます。私の祖父も戦中、満州に赴き、戦後、日本に帰ってきました。戦争のことを語らなかった祖父に、中学生の時、私は思い切って戦争のことを聞いた際、このシーンと同じようなことを言っていたことを思い出しました。

しかし、赤羽礼子さんは、生き残った特攻隊員達にこのように言います。

「犬死なんかじゃない。(中略)戦争には負けたけど、日本はわずかな年月で復興したんです。平和になって戦争におびえず、希望のある生活を手に入れたんです。それは、国を護ろうとして、父母兄弟を護ろうとして、故郷を護ろうとして、自らの命を捧げてくれた人がいてくれたから今があるんです。そして、生き残ってくれた皆さん、あなた方がいてくれたから、あの、何にもなかった焼け野原から今日ここまで、こんなに早く復興できたんです」。

それを聞いた彼らは、次のように言うのです。

「俺たち、生き残ってよかったんだよな」。

戦後、生き残った特攻隊員達が鳥濱トメさんを訪ね、靖國で会おうと誓った仲間に顔向けができない、生きる気力がわかないと苦しみを吐き出したとき、トメさんはその生き残った特攻隊員たちにこう言ったと言います。

「なぜ、生き残ったのか考えなさい」と。

私が産経新聞社正論調査室に販売兼事業担当部長として勤務していた頃、「大東亜戦争を語り継ぐ会」というイベントを開催していました。
ジャーナリストの井上和彦さんをファシリテーターに、元軍人の方々に登場してもらっては、「あの戦争」の真実を語っていただきました。しかし、その頃に登壇してくださった、戦艦大和副砲長の深井俊之助さんや、本土防空に奮迅された竹田五郎さん、フィリピン特攻の直掩で最後の紫電改パイロットの笠井智一さん、ペリリュー島の戦いから帰還した土田喜代一さん、水上爆撃機「瑞雲」機長の加藤昇さん、そして、支那大陸を歴戦し、大陸打通作戦にも参加した常盤盛晴さんなど、この1,2年で次々に亡くなられています。本当に悲しい。そして、心からお悔やみを申し上げますとともに、英霊たちの歴史を正しく語り継いでいくためにはどうしたらよいかを考えさせられました。元軍人の方々から生のお話を聞くのが年々、難しくなると同時に、伝聞で伝えることが多くなります。伝聞で伝わる途中にプロパガンダが挟み込まれ、そのプロパガンダが正しい事実であるかのように、独り歩きし、それがあたかも本当のことのように「史実」として語られることは避けなければならない。そう思うのです。

映画上映後、この映画「さつまおごじょ」の映画監督の柿崎ゆうじ監督とジャーナリストで先日、アパ日本再興大賞を受賞した葛城奈海さんとのトークライブ「特攻隊が遺したもの」と題したトークライブでは、「日本人の本質とは何ぞや」を学ばせていただきました。「魂が乗らないと伝わらない」「背骨をしっかりと、私を律して、公のために尽くす心を育てる」「何かに依存していたら本物は作れない」など貴重なお話を聞かせていただきました。ご来場をいただきました皆様はどう感じられたでしょうか。ぜひ、お聞かせていただきたいと思います。

今回のトークライブの模様は11/21まで、アーカイブ配信をしております。
「寺子屋玉川未来塾HP」より「イベント」から「イベント履歴」をご覧ください。「「映画『さつまおごじょ』上映&トークライブ」のお知らせ」をクリックし、「ツイキャス」をクリックするとお手続きが可能となりますので、ご興味のある方は是非とも観ていただきたいと思います。

URLからですと、以下の通りです。
https://twitcasting.tv/g:104311280613070825878/shopcart/102156?fbclid=IwAR1_r56O-3LXaAEtTo4o9PIs6rW3gPKjkqWhPBV0vbgt4meOvEDwter73jk

そして、最後にご遺書を朗読させていただきました。

「陸軍中尉 久野正信(くの・まさのぶ)命」

正憲(まさのり) 紀代子(きよこ)へ

父ハ スガタコソミエザルモ イツデモ オマエタチヲ見テイル。
ヨク オカアサンノ イイツケヲマモッテ オカアサンニ シンパイヲ カケナイヨウニシナサイ、ソシテ オオキクナッタナレバ ジブンノスキナミチニスススミ リッパナ ニッポンジンニ ナルコトデス、ヒトノオトオサンヲ ウラヤンデハイケマセンヨ。 「マサノリ」「キョコ」ノオトオサンハ カミサマニナッテ フタリヲジット見テヰマス。フタリナカヨクベンキョウヲシテ オカアサンノシゴトヲテツダイナサイ。オトオサンハ 「マサノリ」「キヨコ」ノオウマニハナレマセンケドモ フタリナカヨクシナサイヨ。 オトオサハ オホキナジュウバクニノッテ テキヲゼンブヤッツケタゲンキナヒトデス。
オトオサンニマケナイヒトニナッテ オトオサンノカタキヲウッテクダサイ。
父ヨリ
マサノリ キヨコ フタリヘ


「海軍大尉 市島保男命」

ただ命を待つだけの軽い気持ちである。
隣の室で「誰か故郷を想はざる」をオルガンで弾いてゐる者がある。平和な南国の雰囲気である。

徒然なるまゝにれんげ摘みに出かけたが、今は捧げる人もなし。

梨の花とともに包み、僅かに思ひ出をしのぶ。夕闇の中を入浴に行く。

隣の室では酒を飲んで騒いでゐるが、それもまたよし。俺は死するまで静かな気持ちでゐたい。

人間は死するまで精進しつゝ゛けるべきだ。ましてや大和魂を代表するわれわれ特攻隊員である。その名に恥ぢない行動を最後まで堅持したい。

俺は、自己の人生は、人間が歩み得る最も美しい道の一つを歩んできたと信じてゐる。

精神も肉体も父母から受けたままで美しく生き抜けたのは、神の大いなる愛と私を囲んでゐた人々の美しい愛情のおかげであつた。今かぎりなく美しい祖国に、わが清き生命を捧げ得ることに大きな誇りと喜びを感ずる。


この、二柱のご遺書。目にたまる涙を、落とさずにいることができませんでした。

こうして、色んな方々に支えられ、イベントを開催し、今日まで至っている環境に、本当に「有り難い」という言葉以外に見つかる言葉がありません。心から感謝申し上げます。そして、改めましてありがとうございます。

そして、このイベントではご来場をいただきました皆様に、新宿三丁目の「薩摩おごじょ」での無料お食事券をプレゼントさせていただきました。それを持参し、ぜひ、足を運んでいただきたいと思います。また、このミニコミを読んでいただいています皆様も、足を運んでみてはいかがでしょうか。そこには、なでしこ隊として、特攻隊員たちのお世話をした、鳥濱トメさんの次女、赤羽礼子さんが草葉の陰から優しく微笑んで、皆さんをお待ちしているかと思います。そして、お国のために戦ってくれた英霊を憂いながら、薩摩焼酎とつけあげを食べ、「今の日本の礎を築いてくれてありがとう」と感謝の気持ちを申し上げると、清々しい、良い気持ちで酔うことができるかと思います。
2021.11.08 14:52 | 固定リンク | イベント
先人の思いを継ぐために
2021.08.26
去る8月21日(土)、第6回「靖國神社昇殿参拝、遊就館見学」イベントを、新型コロナウイルス感染対策を講じた中で、有志スタッフを含め、約40名の方々にお越しいただきました。コロナ禍のため、当日キャンセルの方もいらっしゃいましたが、それでも、ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

いつも感じることではありますが、昇殿参拝に赴く本殿への廊下を歩くと心地よい爽やかな風が吹きます。まるで参拝を歓迎しているかの如く。そして、来場者の皆様と一緒に、英霊に感謝の誠を捧げさせていただきました。

昇殿参拝後は、靖國神社禰宜・松本総務部長より「英霊と沖縄戦」との演題で、実際に沖縄へ行かれた際の戦争体験者のお話を含め、約1時間ご講演いただきました。そこには、テレビなどでは放送されていない、歴史の真実がありました。貴重なお話を聞くことができて、本当に有り難い。松本部長、ありがとうございます。

その講演の中で、昭和53年7月に発行された機関紙「やすくに」の内容に触れておりました。「日吉神社宮司・前靖國神社総務部長の『坂本定夫氏』」(当時)の「靖國神社と『みたままつり』」のタイトルで書かれていた文章です。その中で、柳田国男氏の言葉を引用しています。柳田氏は大戦中からすでに戦の行く末を案じ、日本人の伝統的な霊魂観、生死観について著述を進めておられ、やがて先祖の話という署名で世に出ることとなりました。
とても大切な内容でしたので、ここでご紹介させていただきます。

「この戦で多くの若者等が死んで行ったが、此等の人々の大部分は未だ結婚せず自分の家も持たず、従って直系の子孫を持たぬままに此の世を去ったものが大部分である。代があらたまれば此等の国の為に倒れた若者等は傍系の先祖となり、その祭りはやがて忘れ去られて行く事にならふ。祀られぬ人々の魂をそのままにして置いて日本に真の平和は訪れぬだらふ。戦歿者の慰霊の祭りは盛に行われなくてはならない」

今年のみたままつりはコロナ禍のため、催しも露店も出さずに執り行われましたが、どのような形でも、家族も持たず、若くして独身で亡くなった英霊に対する慰霊を行うのは靖國神社しかないのです。

今年も8月15日に安倍晋三前首相をはじめ、小泉進次郎環境相と萩生田光一文部科学相、井上信治科学技術担当相が靖國神社を参拝しました。菅内閣の閣僚では13日に西村康稔経済再生相と岸信夫防衛相が参拝しています。菅首相は靖國神社に玉串料を納めましたが、マスコミはこぞって、「現首相は参拝しなかった」「誰が参拝した」「大臣は参拝したのか」「公人か私人か」「中韓が遺憾だと言っている」と報道しました。
いつも思いますが、参拝した大臣ではなく、参拝しなかった大臣を報道して欲しい。そして、「何で参拝しないのか」と問うて、報道して欲しい。今の日本が平和であるのは、先の大戦で戦ってくれた先人のお陰様。その英霊に感謝の誠を捧げるのに、どうして他国に配慮しなくてはいけないのか。私はいつもこの時期、このモヤモヤが晴れずに過ごしています。

今年の私のイベント来場者の約半分は20代、30代の若い世代でした。当日、お越しいただきました皆様より、感想をいただきました。次代を担う青年たちからの感想も含まれていますので、一部紹介させていただきます。

・本日はたくさんの学びをありがとうございました。松本部長の講演では、初めて知ることも多く、自分の勉強不足を感じると共に、学べる楽しさを感じました。小学生たちに沖縄戦についての史実をしっかり伝えていきたいです。また、初めて柳原タケさんの恋文を聞き、涙が止まりませんでした。私も子を育てる大人として、我が子だけでなく、その次の世代、そして未来の日本を想いながら日々を過ごしていきたいです。
日々の仕事に一喜一憂してしまうことも多々ありますが、玉川未来塾のように、歴史を学び未来を考える時間があるととてもワクワクします。
この先何年もかかると思いますが、「学校教育では学べない」ではなく、「学校教育でも学べるようになった日本の史実」になるように私にできることを探して、実践していきたいです。本日は貴重なお時間をありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

・松本聖吾氏の話は興味深かった。国と家族を護るために、ひとりひとりが命を捧げていた、護ってくれました。今、私が、私たちがこのように平和を享受していることは当たり前ではありません。そのことに、今一度、思いめぐらしました。感謝をさらに、そして、これからも私はずっとずっとこの国と、全ての方に感謝したい。

・イベントに参加させていただき、ありがとうございました。
一番心に残ったのは、「戦没者は傍系の先祖にあたるから、いずれまつられなくなってしまう。だから靖國神社でまつる。」ということです。遊就館にある遺書や遺品を見て、ご家族の方はこれを手元に残しておきたい気持ちもあったのではないかと思っていましたが、それでも靖國神社に託す理由が分かりました。そして改めて、国を守ってくれた英霊を、国民みんなでおまつりする大切さを感じました。またひめゆり学徒挺身隊の方のお話を映像で聞かせていただき、当事者の言葉で経験と思いを知ることができたのが、私にとってとても貴重な機会でした。
遊就館を回りながら、いつか自分の子どもができたときに、戦争のことや英霊のことをどう伝えられるだろうかと、考える機会にもなりました。
日々感謝の気持ちを持つとともに、今後も学んでいきたいと思います。ありがとうございました。

・沖縄戦は県内の中央付近のみで行われた事を初めて知りました。どうしても辛い内容のため敬遠しがちなのですが、今後、自分が親となった時に子供にどう教えていくのが良いのかを決められるよう、色々な角度から知識を蓄えていきたいと思いました。
今年初の靖國神社でしたが、やはり年に一度は英霊にお会いしなければと思いました。

・今回は開催ありがとうございました。松本さんの話や、映像を通して知られていない事がたくさんある事をしりました。語り継ぐ方々で「生き残ってしまった事が申し訳ない、語りたくない」と思う苦悩もわかる気がします。ですが、語る決意をしてくださった事に本当に感謝です。戦争の真実を知ってどう思うのかは人それぞれだと思いますが、正しい真実を知る事や戦死した方々への感謝が出来るような人であり続けたいと思いました。

・松本部長から改めて、生の講演を聞けたのは、非常に貴重な機会でした。また、靖國が直面している一番の問題を、なんとかできないか、考えていきたいと思います。

この感想をご覧いただきました読者の皆様はどう思われますか。

この原稿を書いている8月24日は、7年前、私が退職する前に所属していた産経新聞社正論調査室が主催する第2回「大東亜戦争を語り継ぐ会」を靖國神社で開催し、本土防空戦に参加した、元帝国陸軍大尉で元空将の竹田五郎さんをお招きして、お話をいただきました。
当時、遊就館展示課長でした松本現総務部長が以下のような内容をFacebookで発信しておられましたので、一部引用させていただきます。

「今日は、終日、『正論』が主催する戦友さんをお招きする講演会、(中略)講師の竹田五郎先生、御年93歳、益々お元気でいらっしゃいました。ご本人は『ボケてきたので上手く話せない』と仰っていましたが、いやいや、とんでもございません。大陸の航空戦から本土防空戦、2時間足らずであれほど臨場感あふれるお話しは、なかなか聴けません。聞き手の井上和彦先生のスライドを駆使した絶妙なリード、解説で、本当に当時の航空戦の状況や隊員の想いが伝わり、会場、超満員の聴衆を釘付けにされておりました。
昨今の靖國神社を取り巻く状況を嘆かれ、『(高齢で)この講演をお受けするのは迷ったが、我々が靖國神社にお参りするのは当たり前のこと。そのために英霊の功績を伝えたい』と、冒頭と最後に強調された竹田先生の想いは、ご奉仕させていただいている者として、本当に有難く拝聴いたしました。
この講演会は、今年の初めころ、私のFBFでもある正論調査室の玉川さんからお話を頂戴し、『正論』が主催される講演会で170名分しか収容能力の無い遊就館のホールでは申し訳ないと思いましたが、『昇殿参拝と遊就館の拝観』がもう一つの目的であるという有難いお言葉をいただき、且つ、戦友さんたちのお話しを遊就館でお聴きできるラストチャンスかも知れないと存じお受けしたものです。『正論』では、集合時間(12:30)前の遊就館拝観をお薦めいただき、今日も多くの方々が午前中に遊就館を拝観の後、講演会に参加されておりました。(中略)お忙しい中、ようこそ、ご参加、ご拝観くださいました。ご参加の皆様、有難うございました。英霊もさぞかしお喜びのことと存じます。」

その竹田五郎さんも昨年の2月にお亡くなりになられました。また、「大東亜戦争を語り継ぐ会」でご登壇いただいた、元帝国海軍少佐で戦艦「大和」副砲長の深井俊之助さん、元海軍のエースパイロット笠井智一さん、ペリリュー島での激戦から生還した元海軍2等兵曹の土田喜代一さん、元海軍中尉の加藤曻さん、元陸軍大尉の常盤盛晴さんなど、元軍人の方々がこの数年で次々にお亡くなりになられ、本当に寂しいとともに、当時を語れる軍人さんたちがいなくなる現実をまざまざと目の当たりにしております。

先日の私のイベントで講演していただきました松本部長が、講演の中で、沖縄で取材したひめゆりの戦争体験者の映像を流し、歴史の真実を語ってくださいました。実際に生の声を聞くことが難しくなっている現状において、残っている映像があれば、活用すべきだと思っています。「チャンネル桜」さんで残っている映像がYouTubeでも一部観ることができます。もし、私がその映像を借用することができるのならば、今後、私が主催するイベントにも活用させていただき、微力ながら英霊の思いを継ぐ一助になれればと思っています。戦争の記憶は風化させてはならない。そう思う次第です。

次回のイベントは11月7日(日)。同じく靖國神社で執り行います。内容は映画「さつまおごじょ」上映&トークライブです。登壇者に、この映画「さつまおごじょ」の監督である柿崎ゆうじさん、ファシリテーターにはジャーナリストで俳優の葛城奈海さんをお招きし「特攻隊が遺したもの」と題して、トークライブを執り行います。
先人の思いを継ぐべく、次回もイベントを企画し執り行います。時期が来ましたら、またご案内をいたします。
どうぞ楽しみにしてください。そして、お越しいただき、思いを共有できましたら幸いです。
2021.08.26 06:43 | 固定リンク | イベント

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